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英検®1級ライティング大特訓

英検(R)1級ライティング大特訓
著者 植田 一三(Ichy Ueda)
上田敏子
Michy里中
中坂あき子
山下澄子
価格 1,900+税
出版 アスク出版社
ISBN ISBN-10: 4866393068
ISBN-13: 978-4866393063
サイズ 272ページ
Amazon.co.jpからご購入いただけます。

★圧倒的問題数!★
オリジナルの英作文問題を37問収録!頻出トピックの徹底演習で、もう何を書けばよいかで困らない!

★素早く書ける!★
論理的なエッセイには「正しい構成」がある。そして、正しい構成を形作る表現の「型」がある。それらを身につけることで、明快なエッセイを素早く書ける!

★背景知識も身につく★
「宇宙開発」「移民問題」「人工知能」——頻出トピックの背景知識と関連表現(英語)も解説。エッセイにグッと説得力がでる!

\本書のココが凄い!/
1)明快なエッセイを素早く書くための「型」が身につく
2)「何を書けばいいか」で困らないアイデア力が身につく
3)圧倒的問題数!オリジナルの模擬問題を37問収録!!
4)添削例で差がつくポイントを徹底チェック!
5)あらゆる英語4技能試験の上位レベルに対応できる自在なアプトプット力が身につく

満点ゲットの極意!(本書より抜粋)
 ライティング(英作文)は他と比較すると、最も短期間でスコアアップが期待できます。攻略法を学び、パラグラフの構成パターンを熟知し、トレーニングをこなすことで満点も夢ではありません。
 では、具体的にどのような対策をすればよいのでしょうか。英作文(二次面接のQ&Aも同様)で欠かせないのが、社会情勢に関する問題意識とlogical thinking ability(論理的思考能力)です。自分の意見を英語ですぐに述べられるようになるには、日頃から社会問題へのアンテナを張っておくことが大切です。例えば、社会問題に関するテレビ番組を見て情報をインプットしたあとで、その問題を分析しコメントを述べる練習をするなどです。

 攻略法としては次の7つがあります。

【1】賛成か反対か? 書きやすい立場を選ぶ
 本音に忠実になる必要はありません。出題されたトピックに対して、自分の意見が賛成であっても、反対意見のほうが書きやすい場合や一般的に見て説得力のある場合は、反対のスタンスでエッセイを書きます。この判断力と背景知識の有無もテストされています。

【2】5つ以上のパラグラフで書く
 エッセイを理由から始めてはいけません。必ず、一般論と自分の意見を述べるイントロダクションからスタート。次に、その理由を述べるボディへと進み、最後にもう一度、自分の意見(結論)を書きましょう。
 イントロと結論の代表的な「フォーマット」をChapter 2で解説しています。それらの中から1つを決め、練習しておくと作成時間を大幅に短縮でき、ボディにより多くの時間をかけることができます。

【3】ポイントから始めて、サポートを続ける
 日本語のエッセイでは、つれづれなるままに書いて話が横道にそれてしまっても良しとされることがあります。そのため、日本語の文章と同じように英文を書く人もいますが、英語のエッセイでは、まずポイントを述べて、それをサポートする内容を続ける流れにした方が読みやすく、好印象です。
 注意したいのはミスマッチな内容、つまりポイントとは関係のない新情報を書かないことです。英語では1つのパラグラフで1つのポイント(キーアイディア)を述べ、その証明をするというのが基本ルールです。
 日本語の「段落」の考え方は、そこまで厳格でないので、多くの日本人がつまずく点です。事実、1つのパラグラフ内でポイントからずれた情報を述べてしまうことで一貫性を失い、結局何を主張したいのかわからなくなるケースが非常に多く見られます。

……(以降は本書をご覧ください)

プロローグ

 現在、世界では多くの人が貧困、紛争、精神の病に苦しむという、広い意味での「格差社会」が横行しています。事実、5人に1人が貧困にあえぎ(日本円にして月々2万円以下で生活)、日本でもシングルマザーが2人に1人、高齢者が4人に1人が、可処分所得月々10万円以下の貧困に苦しんでいます。また、20人に1人がうつ病に苦しみ、グリーンランドでは20人に1人が自殺未遂という事態が起こっています。 さらに、紛争によって難民が増大し、徴兵制度も、オーストリア、ギリシャ、スイスなどのような国だけでなく、女性の社会進出によって、男女平等意識が高いデンマーク、ノルウェー、スウェーデンなどの北欧諸国までも採用し始めるという、世界平和とは程遠い世界情勢となっています。

 そういった中で、教育者のミッションは、このような社会を改善すべく、国際社会に貢献できる人間を1人でも多く育てることであると確信しています。 その意味で、英検1級のエッセイライティング問題や2次試験の対策勉強は、世界の諸問題の解決の第一歩である、社会問題の洞察(awareness)と見識・問題解決能力(critical thinking ability)を高めるのに非常に役に立つと信じています。 そういった意味で、この分野の充実した教育・出版は、単なる試験合格の域を越えて、民主主義社会が繁栄するために非常に意義深いものです。

 幸い、アスク出版の『英検エッセイライティング大特訓シリーズ』は、3級・準2級・2級・準1級とベストセラーとなり、数多くの人に影響を与え、非常に役立っていることにとても喜んでいます。 しかし、それ以上に心から感謝すべきことは、英検が、上のレベルを目指して一段ずつ階段を上がり、スキルUPと自己実現への道へと導いてくれる、素晴らしいチャレンジそのものであることです。

 私は英語との格闘・求道を約40年歩んで来ましたが、そのプロセスで得られた教訓は「常に2ランク上を目指して精進すれば、幸せで心豊かな人生が歩める」ということです。 つまり、他人や過去との相対比較ではなく、純粋に常に自分の今のレベルから努力することなので、他人や過去との比較で落ち込んだり、優越感に浸ってあぐらをかいたり、人を蹴落とそうとするようなことにはなりません。 つまり、学業、ビジネス、肉体、年齢で苦しむ人も、エリートや各分野での成功者も皆、頑張り続けて、よりよい社会の形成に貢献できる人間になれるのです。

 英語の勉強の場合、「2ランク上を目指す」というのは、英検2級に合格した時には1級突破を目指し、準1級に合格した時には国連英検特A突破を目指し、1級に合格した時には工業英検1級・IELTS 8.5突破を目指すということです。 そして、「自己の絶え間ぬ向上」という意味で、特にチャレンジングで意義深いライフワークとも言えるものが「英文ライティングの道」です。

 本書は、その第一歩である英検1級突破を目指すための一冊として、次のような構成になっています。
まずChapter 1 では、英検1級エッセイライティング問題の概要と満点突破の攻略法を述べたあと、Chapter 2では、エッセイライティングの楽勝フォーマットを記しています。 次に、Chapter 3では、必須32トピックに関するエッセイライティングの実戦トレーニングを行い、Chapter 4では、総仕上げとして実践模擬試験5回を行います。そして最後に巻末付録として、重要35トピックのエッセイを書くためのキーセンテンスを記しました。
Chapter 3では、まず各トピックの「背景知識」をInputしたあとで、エッセイを書くための「キーアイデア」を考え出すトレーニングを行い、次にそれに基づいてエッセイを書いた後、解答&解説を読んでレパートリーを増やしていきます。そして最後に、2次試験に対応できるように、その反対のスタンスのキーポイントとそのサポートとしての解説を記しました。
Chapter4の総仕上げ問題では、5つのエッセイの添削&評価とモデルエッセイを通して、スコアUPのコツをつかみ、習得して頂くために、各問題の最後に「満点突破攻略法」の注意点を記しています。そして巻末付録では、エッセイライティングと2次面接試験のレパートリーを増やして頂くために、重要35トピックの賛成と反対意見のキーポイントと、どちらのスタンスの方が説得力あるアーギュメントができるのかを記しました。

 本書の制作にあたり、惜しみない努力をしてくれたアクエアリーズスタッフのミッチー里中氏、上田敏子氏、中坂あき子氏、山下澄子氏(3 章・4章・巻末付録担当)、田中秀樹氏(全体校正)、小谷延良氏(3章執筆協力)、西宮正太朗氏(3章翻訳)、および編集をしてくださったアスク出版の竹田直次郎氏に感謝の意を表したいと思います。 それから何よりも、われわれの努力の結晶である著書をいつも愛読してくださる読者の皆さんには、心からお礼を申し上げます。それでは明日に向かって英悟の道を

Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る)      植田 一三 

Contents 目次

Chapter1 英検1級ライティングの概要と攻略法

ライティングの重要性が高まった「英検」とは?
英検取得のメリットとは?
英検1 級は上級者の証
ライティングのスコアUP が合格の決め手!
英検1 級頻出トピックはこれだ!
エッセイの評価方法とは?
満点ゲットの極意!

Chapter2 英作文問題の楽勝フォーマット

エッセイの正しい構成はこれだ!
01 イントロ・楽勝フォーマットはこれだ!
02 結論の楽勝フォーマットはこれだ!

Chapter3エッセイ・ライティング力UPトレーニング問題!

01 移民規制の利点は欠点を上回るか?
02 人工知能(AI)の利点は欠点を上回るか?
03 資本主義の利点は欠点を上回るか?
04 環境保護を経済発展よりも優先すべきか?
05 核抑止の利点は欠点を上回るか?
06 人文科学教育は今日の社会でも重要か?
07 クローン技術は発展させるべきか?
08 死刑は正当化できるか?
09 民主主義の利点は欠点を上回るか?
10 ポリティカル・コレクトネス(PC)は社会にとって有益か?
11 先進国は発展途上国への政府開発援助(ODA)を行うべきか?
12 創造力は育成可能か?
13 地方分権の利点は欠点を上回るか?
14 宇宙開発を推進すべきか?
15 多文化主義は社会にとって有益か?
16 エコツーリズムの利点は欠点を上回るか?
17 日本はアメリカ合衆国よりもアジア諸国との関係を重視すべきか?
18 検閲の利点は欠点を上回るか?
19 文化遺産の保護は重要か?
20 臓器移植の利点は欠点を上回るか?
21 義務投票制のメリットはデメリットを上回るか?
22 遺伝子工学を推進すべきか?
23 絶滅危惧種を絶滅から救うことは必要か?
24 学校教育では競争と協力、どちらを重視すべきか?
25 テロは撲滅できるか?
26 超高齢社会の問題は近い将来解決できるか?
27 世界の今のニュース報道は偏っているか?
28 代替医療の利点は欠点を上回るか?
29 定年退職制度の利点は欠点を上回るか?
30 少年犯罪の被疑者の名前や写真を公表すべきか?
31 同性婚は認められるべきか?
32 現代の日本の学校において道徳教育は重要か?

Chapter4実践模試にチャレンジ!

01 インターネットは有益か?
02 グローバリゼーションの利点は欠点を上回らないのか?
03 芸術は社会に必要不可欠な貢献をしていないのか?
04 企業の社会的責任は社会にとって重要か?
05 再生可能エネルギーはいずれ化石燃料に取って代わるか?
[巻末付録] 重要トピック・キーアイディア・リスト

著者について

植田 一三(Ichay Ueda)

年齢・性別・国籍を超える英悟の超人(ATEP [Amortal “Transagenderace” Educational Philosophartist]), 最高峰資格8冠突破&ライター養成校「アスパイア」学長。
自己実現と社会貢献を目指す「英悟道」精神,“Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る)”を教育理念に,指導歴40年で英検1級合格者を約2,700名以上輩出。出版歴35年で著書は120冊を超え,多くはアジア5か国で翻訳。
ノースウェスタン大学院・テキサス大学博士課程留学,同大学で異文化間コミュニケーションを指導。
教育哲学者(educational philosopher),世界情勢アナリスト,比較言語哲学者(comparative linguistic philosopher),社会起業家(social entrepreneur)。

上田 敏子(ウエダ トシアーナ)

アスパイア英検1 級・国連英検特A級・IELTS 講座講師。バーミンガム大学院(翻訳学)修了後,ケンブリッジ大学・オックスフォード大学で国際関係論コース修了。国連英検特A 級,工業英検1級,英検1 級,TOEIC 満点,通訳案内士取得。
鋭い異文化洞察と芸術的鑑識眼を活かして,教育界をリードするワンダーウーマン。
主な著書に,『IELTS 必須単語2000』『英検1級完全攻略必須単語1750』(語研),『IELTS スピーキング・ライティング完全攻略』『英検® ライティング大特訓シリーズ』(アスク出版),『TOEFL iBT® スピーキング+ライティング完全攻略』(明日香出版社),『英検® 面接大特訓シリーズ』,『英語でガイド!外国人がいちばん知りたい和食のお作法』(J リサーチ出版),『英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現』(ベレ出版),『英検®1級最短合格!リーディング問題完全制覇』(ジャパンタイムズ出版)がある。

中坂あき子(なかさか あきこ)プロフィール

アクエアリーズ英語教育書&教材制作・翻訳部門の主力メンバー。英検1級を取得し,トロント大学に留学後,名門府立高校で18年間,英語講師を務めると同時に,アクエアリーズで英検・新大学入試対策講座を担当。美学と音楽に造詣が深く,高い芸術性を教材作りとティーチングに活かした新時代のエジュケーショナルアーチスト。主な著作に『日本人についての質問に論理的に答える発信型英語トレーニング』,『中学生のための英検5・4・3級 合格単語スピードマスター』『Take a Stance』がある。

ミッチー里中(サマンサ)

アクエアリーズ英検1級講師。ビジネス会議通訳者。LAで長期に渡りビジネス通訳・翻訳業務に携わる。

大手企業でのTOEIC講座やビジネス英語指導経験も豊富で、歴史文化財の英文翻訳にも携わる。

主な著書に『英検1級ライティング大特訓』『英検準1級ライティング大特訓』(アスク出版)、『英会話フレーズ大特訓ビジネス編』『英検1級面接大特訓』『英検準1級面接大特訓』(Jリサーチ出版)、『発信型英語類語使い分けマップ』(ベレ出版) 、『21日で速習!社内公用語の英語の重要表現600』(明日香出版)などがある。

インストラクターからのメッセージ

「英検1級合格」の栄冠を勝ち取るため、日々英語の勉強に励んでおられる皆さまへ。
英検1級の対策勉強は大変苦しいかもしれませんが、その代わり、その学習を通して英語力は飛躍的にアップします。 世間では「英検1級などネイティブでも理解できない単語ばかりで、通じない勉強をしても仕方がない」のように言われることもまだあるようですが、それはとんでもない誤解であると同時に、あまり雑誌や広告などの「生の英語」に触れていないからだと思います。 実際、私はロサンゼルスに居た頃に、生活の様々な場面で「1級ボキャ」に触れる機会がとても多くあり、「あ!これ勉強したっ!」と感動の連続でした。 例えばドラッグストアで、「メイべリンのマスカラ」のパッケージに、 “colossal volume”(まつげ盛り盛りボリュームアップ!)が使われていた時や、アニメ「South Park」(シンプソンズに並ぶ国民的アニメ)では、言うことを聞かない息子に父親が “You’re such an incorrigible kid!” (しょうがないやつ!)のようにBig Wordがごく普通に使われていたりして、ハイレベルな語彙の学習はやぱり必要で英語力を引き上げてくれることを実感しました。 私が担当させてもらっている1級クラスでは、ハイレベルな英単語でも覚えやすいように、実際に自分が経験したエピソードも交えたボキャビルレクチャーを行っています。 皆さんも、明るいクラスの仲間たちと一緒に励まし合いながら、共に英語学習の道を歩んで行きませんか? 今まで何名も合格されています! お待ちしています。

山下澄子(ヤマシタ スミコ)

山下 澄子写真

アクエアリーズ横浜校英検1級&TOEIC満点突破講座を担当し、大学入試予備校で医歯薬入試対策指導を行うと同時に、英検1級・通訳案内士・TOEIC900点突破教材の執筆を行う。サウジアラビアに4年間滞在し、現地でヨガやスキューバダイビングのインストラクターを務め、英語でその講義と実践指導経験を持つ。

インストラクターからのメッセージ

アクエアリーズで英検1級講座を担当して6年になりますが、かつて私自身がその講座で一級を目指して奮闘していた頃、次々と類語やフレーズが溢れ出るダイナミックな学長の講義でボキャビルが楽しくなり、読解力、リスニング力、ライティング力数段UPを実感しました。 この喜びと充実感を皆さんにも是非味わってもらうために、アクエアリーズメソッドに自分の経験を織り交ぜながら、受講生の語彙力や背景知識力をUPさせ、読解やライティングのスキルを楽しく効果的にレベルアップできるよう明るくて刺激的なクラスを常に心がけています。 また、英語学習においても得手不得手は千差万別ですが、受講者一人一人と真剣に向き合って、常に生徒さんの立場に立った適確なアドバイスをしながら、必ず受講者全員を合格へと導いて行きたいと思います。 皆さん、充実した人生を送るために英語のスキルUPを目指して一緒に頑張りましょう!Let's enjoy the process!